この記事では
「他の人と自分を比べて、相手を羨ましく思ってしまう。」
「他の人の方が大変な経験をしていて、私の悩みなんか大したことないように思ってしまう。」
そんな風に人と比べて苦しくなっている方へむけて、私が普段お伝えしていることを書きます。
Contents
他人と自分を比べることには、2種類ある。
相手が羨ましくなる比較



1つ目の比べちゃうことは「他人の生活が、自分のものよりも素敵に見えること」です。
上のようなセリフを仕事中に聞くわけですが、私はよくよーく皆さんの気持ちがわかります。
メンバーさんたちは、ほんとーーーに素直にお気持ちを表現してくれます。
私自身は、
「人をひがんじゃいけない!」とか、
「羨ましいって思っているのバレたら恥ずかしい!」とか
くだらないことを思って嫉妬を言葉にしていませんが、
ネガティブだったとしても、ちゃんと自分の気持ちを言葉にするって、大切だなと実感する毎日です。
自分を下げる比較



このような話も、仕事上たくさん聞きます。
私はこちらの方が辛い問題だと思っています。
悩みは、人と比べて優劣をつけるものではないから。
本人が辛いと思ったら辛いのです。
それを知らずに、長い間、自分が辛いことを否定してきた人たちが多くいます。
他人と比べちゃうとき、考えること
他人と比べてしまうことは必ずあります。
私たちは大勢の人に囲まれて、自分のものさしでいろんなものを図りながら生きているのだから。
なので、そんな比べちゃう時に、私が皆さんにお伝えしている方法をご紹介。
羨ましい比較の時
他人が羨ましくて羨ましくて。ずるい!!と思う時。
そんな時は、自分が持っているものを、もう一度確認しましょう。
例えば
- 相談できる場所がある。
- 明日食べるご飯がある。
- 帰る家がある。
- 自分になついている猫がいる。
- 好きな場所に行ける体力がある。
などなど、自分が今持っているものを書き出します。
自分が持っていないものを、羨ましいと思えばいくらでも思うことができます。
でも他人のものばかり見ていると、自分が持っているものに気づけなくなってしまうのです。
一度立ち止まり、自分の持っているものを確認して、感謝することを私はおすすめしています。
今あるものに感謝できる人の心は豊か。心が豊かな人が持っているものは、全て豊かです。
自分を下げちゃう比較の時
「私よりも辛い人はたくさんいるから」と思ってしまう時。
そんな風に考えてしまう人は、とても人の痛みをわかる人。
自分よりも、相手の気持ちをいつも優先してきた人だと思います。
「自分のことはどうでもいいや」と、後回しにしてきていませんか?
「優先すべき他の人たち」の中に、自分のことも入れてあげませんか?
私がいつも提案するのはこれ。「ひざ小僧メソッド」です。
自分のひざ小僧を、自分の友人だと思って下さい。
その友人が、「すごい辛いんだけど、他の人はもっと辛いだろうから…」と言ったら
どんな言葉をかけてあげるでしょうか。
「あの人に酷いこと言われて…。でも言われる私にも悪いところがあるから…。」と言ったらどうでしょうか。
極論を言えば、
私たち日本人の悩みは、内戦中の国々の人たちに比べれば大したことないかもしれません。
爆弾は降ってこないし、家族が殺されることが日常ではないし、
食べるものがないとか、水がないとか、死体が転がっているとか、
その環境で生きている人たちからすれば私たちの全ての悩みはちっぽけと言ってもいいのかもしれない。
でも、それでは私たちは痛みを感じてはいけないのでしょうか?
自分よりさらに上をいく悩みを持つ人がいたら、自分の悩みはなかったことになるんでしょうか。
私は、自分の友人を大切にするように、自分のことも大切にしてほしいのです。
自分を大切にするって、最初は難しいから、自分のひざ小僧を友人と見立てて大切にしてほしいのです。
「そんなことないよ。あなただって、辛いんだよね。よくわかるよ。」と
ひざ小僧に声をかけてあげてほしいのです。
(ひざ小僧を友人だと思って眺めていると、本当に自分とは別の物体に思えてきます。ほんとだから!騙されたと思ってやってみて!!!笑)
終わりに
自分の持っているものに気づき、感謝の気持ちが湧いてくると
周りの人に優しくなれます。もっと大切にすることができるようになります。
自分の痛みを受け入れてあげて、自分に優しくしてあげられるようになると、
周りの人にももっと優しくなれます。もっともっと大切にすることができるようになります。
自分を大切にすることが、結果、周りの人を大切にすることなんだよと伝えたい。
だから安心して、自分にもっと優しくなって下さいと伝えたい。
そんな今回の記事です。
さあ、自分の持っているものを書き出してみましょう!
自分に優しい言葉をかけてあげましょう!ね!